脂肪肝の原因と対策

脂肪肝の症状

 

 

 

脂肪肝には自覚症状がないので、その点やっかいでもあります。そのため、定期的な健診を受けることが大変重要となります。

 

 

脂肪肝は、初期の段階での自覚症状や痛みというのは殆どなく、たまたま会社で受ける健康診断の血液検査や超音波検査で発見されたりするのが多くなっています。

 

 

自覚症状がないということで症状が進行してしまうと、今度は食欲不振やお腹の膨満感、腹部右上に痛みを感じるなど、肝臓病の一般的な症状が現れてきます。

 

 

更に脂肪肝が進行すると、全身の倦怠感、黄疸、胸焼け、上腹部の痛みなど、症状が強まってきます。黄疸とはビリルビンという色素が血液中に増加して、全身の皮膚に過剰沈着した状態のことですが、黄疸は肝炎や肝硬変などの肝臓の病気がある場合に出現しやすいのです。

 

 

アルコールを飲んでいないのに脂肪肝から肝炎、肝硬変、肝臓ガンへと病状が進行する場合があり、それが非アルコール性脂肪性肝炎(通称NASH)です。

 

 

この原因の一つとしては、偏った食事による無理なダイエットとリバウンドを繰り返すことなどが考えられ、肝臓に負担をかけることから生じています。例えダイエットで痩せた人でも、栄養バランスを崩して脂肪肝になると、その危険性が増しますので、注意が必要です。